貫通欠陥、スリットともに検出することが可能でありました。貫通欠陥と比較してスリットの波形の振れ幅が小さいのは、プローブの端で探傷したことが影響しているものと考えられます。
 この溶接線に沿った走査方法で探傷すれば溶接線近傍の熱影響部に発生する欠陥を検出することができると思われます。。

 Hawk Eyeを使用し、ステンレス配管試験片(SUS304)の3/4B管部で欠陥検出試験を行いました。試験方法は、Hawk Eyeスキャナーを対象管に固定した状態で溶接線に沿って周方向に360°全周探傷し、溶接線近傍の貫通欠陥(φ2mm)とスリット(d=1mm W=1mm L=15mm)の欠陥が検出可能であるかを確認しました。

◎Hawk Eyeによるステンレス配管の欠陥検出試験